世界30ヵ国以上から来た8ヵ国語のネイティブスピーカー講師。
グローバルな舞台を提供しタフネスを鍛え、自信を培わせます。

2004年、Atlasマンツーマン英会話はスクール内全体の国際化を達成すると同時に、来るべき多文化共生社会の要請を見据えて全国のLSに30ヵ国以上の外国人講師を採用し、8ヵ国語のマンツーマンレッスンによるコースを開設しました。新たな体制の特色やビジョンについて、アトラス株式会社のピーター・ヨネナガ社長に聞きました。
 
質問者:今回の組織改革の背景や狙いを聞かせてください。
 
ピーター・ヨネナガ社長:これまでの英語以外の7言語コースはこの15年間、スクール内で初期の目的を果たしてきたと考えています。それでもビジネス界をはじめ社会全体で、語学力を備えグローバルに活躍できる人材を求める声は大きくなる一方です。その育成についてAtlasに寄せられる期待も高まるばかりです。
 
また、最近、英語以外の外国語コースを受ける会員様の将来目標が二分化してきました。一つは「海外でリーダーシップを発揮して活躍したい」。もう一つは、海外の文化に強い関心を抱き、「文化間の仲介者として日本国内のグローバル化に貢献する」。
 
こうしたスクールの外と内の動きを受けて、主に海外で活躍する人材を育てるカリキュラムを試しています。あわせて、主に文化間の仲介者を育てる体制も強化しています。
 
質問:新しい試みのカリキュラムの特徴や独自性は何ですか?
 
ピーターヨネナガ社長:例えば、英語ならTOEIC730点以上の高い要件を目標の一つにしています。
フランス語なら、実用フランス語技能検定 http://apefdapf.org/
ドイツ語なら、ドイツ語技能検定 http://www.dokken.or.jp/
スペイン語なら、スペイン語技能検定 http://www.casa-esp.com/
イタリア語なら、実用イタリア語検定 http://www.iken.gr.jp/ 、
ロシア語なら、ロシア語能力検定 http://www.tokyorus.ac.jp/
中国語なら、HSK http://www.hskj.jp/
韓国語なら、韓国語能力試験 http://www.kref.or.jp/examination というようになります。
 
ただ、語学力はあくまで手段として考え、コミュニケーション(会話)とエシックス(倫理)が柱になっています。企業倫理もいっそう重視される現在、それはビジネスに携わる上で有意義な体験になります。
 
質問者:ところで、英会話コースよりも多言語コースのほうが、その学習量が際立つそうですね?
 
ピーター・ヨネナガ社長:はい。世界各地の大学で学士号あるいは修士号を取得した外国人講師たちを中心に、彼ら自身が自分の子どもを心から習わせたくなるマンツーマンレッスンをするという意気込みで、カリキュラム作成などを行いました。
 
学習量は海外の外国語学科より多いでしょう。また実際に海外の大学に留学する会員様も多く在籍されています。私自身、カリフォルニア大学で言語学を専攻したのですが、スペイン語や韓国語のほか多くの外国語と格闘するだけでも挫折しそうになりました。でも学位を取得でき、それが後の自信につながりました。
 
会員様には日本一の学習量を体験し、それを乗り越えることで、タフネスとコンフィデンスを獲得してほしい。それがビジネスでもきっと大きな武器になると思います。
 
質問者:グローバルリーダーの人物像をどう描いていますか?
 
ピーター・ヨネナガ社長:真のリーダーは、単に自分について来い、というタイプではなく、どんな相手とも同じ立ち位置、目線で話ができ、円滑なコミュニケーションをとることができる人物のことを言います。外国人に対してはなおさらだと思います。
 
ビジネス界のグローバルリーダーも、ただ英語や経営・経済に強い人材というわけではないでしょう。多種多様な人々とのコミュニケーションから情報を得て、そこから自分なりの何かを生み出すクリエイティビティーや何度も困難に直面しても逃げない人物ではないでしょうか。そういう人が誰からも信頼され、企業ではグローバルリーダーとして活躍しているのだと思います。
 
質問者:創業20周年目も目前です。抱負をお願いします。
 
ピーター・ヨネナガ社長:Atlasの会員様は、仕事や留学、メディアなどを通じて外国文化に接する機会が多くなります。すると文化的な摩擦が起きる経験も避けられないでしょう。しかし、だからこそ日本人である自分というものを知ることにもなります。外国文化は鏡であり、成長へのきっかけを与えてくれます。
 
そして成長のためには知識への貪欲さが不可欠です。自分で自分の限界をつくることなく、常に上のレベルを目指す。ビジネスなどの即戦力よりも意欲と情熱、学ぶ力のモチベーションを維持することができる生徒を一人でも多く育てたいと考えています。
 
時代は変わりました。経済のグローバル化にともなって、英語ができる、できないがそのまま収入の格差につながりかねない時代になっているからです。英語学習への動機づけは経済的なものです。しかし、本当に英語や外国語を習得しようと思ったら、単に「お金になる」というだけでは難しいでしょう。
 
外国の文化、歴史、思想などに深い興味を持つことが、結局は外国語習得の近道になるのです。私自身、ビジネスレベルで4カ国語、日常会話レベルで10カ国を話すことができますが、外国の文化に興味を持ったことが語学上達のきっかけになったように思います。
 
ピーター・ヨネナガ: 1972年札幌市生まれ。1980年に渡米。1995年、カリフォルニア大学バークレー校国際関係学修了。1997年、同大学ハース・ビジネススクール修了(修士号)。1995年シリコンバレーにて米国法人を創業。2000年に来日し、Atlasマンツーマン英会話を創業。2003年、アトラス株式会社代表取締役社長に就任。
 

 

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