5 インターネットは教室型の成長阻害要因を除去する(現金という足かせからクレジットカード利用で便利に)

二つ目のジレンマは「現金払い」である。Atlasは創業以来「現金」に徹し、クレジットカードを受け入れなかった。クレジットカードの手数料も会員に還元するためである。ところが現在のクレジットカード普及はめざましく、「現金」は会員にとって不便なものになりつつある。日本でも、クレジットカードや電子マネーが使えなかったために、売上が不調だったことはすでに述べた通りである。

これは会員にとってもまたAtlasにとっても大きな足かせである。クレジットカードを使えば会員の利便性は高まり、例えば入会金をリボ払いや2回払いなどにすることもできるようになった。しかしクレジットカードの手数料2~3%が薄利経営には大きく響くのである。導入したくても導入できないジレンマであった。

このジレンマを解決するためには、本社サイドで、カード会社と手数料の低減について交渉していたが、2013年11月ついにVISA、Master cardとの提携が成立し、クレジットカードが使えるようになった。これが現金からの解放の第一弾である。

ブロードバンド時代になり、クラウド時代がやってきて本格的にECなどの電子決済が行われると、利用者はさらに増えるだろう。このようにネットは、会員制語学スクールの二つ目のジレンマ「現金」から自らを解き放ち、より高価値で利用度の高いマンツーマンレッスンに返信させてくれるのである。

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