ランゲージ・パートナー関係を長く続けるために(1)

最初は英語で話すことが恥ずかしかったり、自信がなかったりではじめの一歩を踏み出せない人もいるかもしれませんが、言語を学ぶ者同士なので間違えても気にする必要はありません。言語は間違えてナンボです。ほとんどの人がミスをしながら言語を修得していくわけですから、継続していくことで少しづつ話せるようになっていくはずです。

英語を母国語とする国はイギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなど様々です。アジアではシンガポールや香港なども、英語が公用語の一つになっています。そして、発音の違いなどそれぞれ特色があります。どの国の英語を身に付けたいかはあなたの自由ですが、スカイプを使ってリアルタイムでトークをするため、時差の問題は避けて通れません。

日本に住む外国人とランゲージ・パートナーになるためには、プロフィール検索で国名を「Japan」に指定すれば、日本在住の外国人を見つけることができます。時差の問題でどうしても話す時間を作れない場合は、国内でパートナーを探してみてください。

友人関係を長く続けるために私が気を付けてきたことをまとめてみます。できるだけ定期的に話すようにする時間帯を調整するなど、相手を一人の人間として尊重する文化の違いを受け入れ、話す内容をその都度前もって用意しておき、話してみて相性が良くないと感じたら、他のパートナーを探すということもできます。

では、順に説明していきます。

①できるだけ定期的にランゲージ・エクスチェンジをすること

人間関係を深めるには何度も顔を合わせ、様々なことを話し合うことが必要です。そもそも一度だけしか会ったことのない人と何度も会ったことがある人では、どちらがより親しみを感じるでしょうか?

言うまでもなく何度も会ったことのある人です。そこでまずは、「何曜日の何時からスカイプしましょう」という感じでオファーし、できる限り決まった日時に時間を作れるように予定を調整してください。

相手にもできるだけ定期的に話したいという旨を伝えましょう。ちなみに私は 毎週火曜日と木曜日の9時からランゲージ・エクスチェンジをすると決めています。ただし、相手が忙しくて毎週決まった日に話せないよう な場合は、その都度日時を決めると便利です。

「継続は力なり」という言葉があるように、とにかく続けることが大事です。三日坊主で終わらないよう、英語の勉強が無理なく続けられるように環境を整えてください。

②時間を守るなど、相手を一人の人間として尊重すること

これに関しては、わざわざここで触れるまでもなく、人として当然持っておくべきマナーです。お互いが話し合って決めた日時をきちんと守ることは当然のことです。あなたはこれからパートナーと出会い、ランゲージ・エクスチェンジのパートナーとしてお互いに信頼関係を作っていくわけですから、礼節を持って接することを心掛けてください。

急用でスカイプできなくなっ た場合は、できるだけ早くその事情をメッセージで送り、無断で約束をすっぽかすということがないようにしましょう。また、相手の日本語スキルの上達に役立てるようサポートしてあげましょう。

ランゲージ・エクスチェンジでは、「自分だけ教えてほしい」「日本語は教えてあげない」という自分中心の考え方ではなく、お互いに支え合うという姿勢が大切です。画面の向こうにいるのは自分と同じ生身の人間であるということを忘れないようにしましょう。

「日本語について何でも聞いてください。答えられる範囲で教えます」という思いやりの精神があれば相手もきっと心を開いてくれるはずです。

 

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