【エピローグ】はじめに

私が英語脳になるまで

アトラス株式会社に入社して3年が経ち、30歳目前にして、ふと「仕事や遊びで英語ができたら便利だろうなぁ」と、当たり前な動機で、英語をマスターしてやろうと一念発起しました。

その後、併設している隣のAtlasマンツーマン英会話で日本人講師からマンツーマンレッスンを受けたり、カウンセラーさんから自宅学習のアドバイスを受けながら、字幕なしでDVDを見たりと、決まり文句を覚えたりすることから私の英語脳人生がスタートしました。

そして、I would like to... などの決まり文句を、高校生の英語の授業を思い出しながら、いくつも覚えていったのです。500以上の表現を覚えるといった書店の語学コーナーによくある1,500円ほどの市販の英語教材も試しましたが、あまり役に立たずに本棚のスペースを埋めただけでした。

それでも「少しは英語が話せるようになったはず、じゃあ、生の英語にでも触れてみよう」と思って、Atlasのアメリカ人講師からマンツーマンレッスンを受けました。私はそこで愕然としました。講師の話している英語がまったくわからなかったのですから。

「これではいけない。もっと英語を聞かなければ」と、字幕なしでハリウッド映画のDVDを観て、それを音読するということを繰り返すトレーニングを続けました。このトレーニングでは、こういうときはこういうふうに言うんだな…と、英語の表現が身についていったように思います。寝起きの音読はこの頃から始めて、スピーキング力がグングンと伸びていったのです。

英語や英会話に自身がついた私は、今度はアメリカのロサンゼルスへ腕試し旅行に出かけました。ところがものの見事に撃沈。依然としてリスニングが弱く、すっかり落ち込んでしまいました。機内のアナウンスさえも満足に聞き取れなかったり、入管での質問がまったく聞き取れず入国を拒否されそうになったり、街角のカフェでコーヒーを頼んだらコーラが出てきたりと、本当に散々な目に会いました。所詮、幼少期にアメリカで育っていなければ、成人になってからのリスニングなんて無理なんだと、ひねくれてしまいました。

そのアメリカ旅行から帰国後に、「こうなったら自分の働いているAtlasマンツーマン英会話で上達させてもらうしか選択肢はない」と、意を決してカリキュラムをカウンセラーに作成してもらうことになりました。そのカリキュラムは自宅学習とマンツーマンレッスンのダブル学習サポートでしたが、この効果が絶大だったのです。

まずは断片的ですが、突然とアメリカ人講師が話す普通の会話を聞き取れるようになり始めたのです。特に午前中は、脳が冴えていました。英語に脳が反応するようになっていったのです。結局、私は英語を「不快」と感じていたために、いくら勉強しても、英語を受け入れる態勢ができていなかったのだということに気づいたのです。そのときに行った方法が、いままでの42話で紹介したノウハウです。

これで私は、順調に英語をものにできると思っていました。しかし、勉強すればするほど、市販のナレーション的な教材に限界を感じていきました。そこは本来の英語、つまりアメリカなどで生きていく英語ではなかったのです。ナレーション的な市販教材で難しいニュース英語などを聞いても、実践の場では何の役にも立たないということは、すでにアメリカ旅行で体験してきたのですから。リスニング力を鍛えてくれる生英語の素材の必要性と痛感するようになったのはAtlasに通ってからでした。

私は、さらなる英語力アップを目指して週1回のマンツーマンレッスンとツタヤに通いつめ、片っ端からDVDを借りてきては、その音声を聞き取るというトレーニングをスタートさせました。すると、今度は、実際の発音と英文がどうしてもかみ合わないという現実に直面しました。どうしても字幕のように聞こえないことに、ますます生英語というものが市販のナレーション的な教材とは全然違うことを確信し、Atlasマンツーマン英会話でアドバイスしている独自のメソッドを生み出すに至ったのです。

このように、さまざまな失敗と経験を重ね、英語脳になるための独自のアプローチを確立したのです。そして、今では勤務しているスクール部署のネイティブ講師に間違われるほどのリスニング力とスピーキング力を手に入れたのです。

現在、私は多くの外国人(英語圏のネイティブスピーカー80%、フランス人、ドイツ人、スペイン人、イタリア人、ロシア人、韓国人、そして中国人)にかかわっています。3ヶ月に1度は海外で仕事しています。こうした生活を続けていくうちに感じるようになったのが、日本人と外国人の文化的な背景の相違から生じる、メンタリティーの違いです。日本人のビジネスパーソンは優秀ですから、中には流暢な英語を話す人もいます。そういった人でさえも、日本での文化的な背景を持って外国人に対峙しようとするために、なおさら多くの誤解を生む原因を抱えたまま、外国人に接しようとします。英語でコミュニケーションするという場面では、とりわけ文化、生活習慣、メンタリティーの違いを意識しなければならないと思っています。それはこの42話のコラムで紹介してある通りになっています。

私が英語脳を手に入れる家庭で得てきたノウハウが皆様の語学学習の役に立てば、幸いです。

2012年3月 アトラス株式会社 Webマーケティング事業部

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