11.JICA(青年海外協力隊)に学ぶ海外へ出ていく人の英語学習法

JICA(青年海外協力隊)に学ぶ海外へ出ていく人の英語学習法

青年海外協力隊は、70日の訓練後、2週間後に海外に行く。それまでに英語をなんとかモノにするという。そんなシステムを持つJICAボランティア訓練生が行う短期集中学習法を考えていきたい。

ボランティアの力で世界を笑顔にする。独立行政法人国際協力機構(JICA)は、約80カ国の発展途上国に多くの日本人ボランティアを派遣している。ボランティア人材は現地の人とほぼ同じ生活をし、自分の専門知識やスキルを生かして派遣先の社会や経済に貢献する。

当然、現地で活動するためには、コミュニケーションが取れるレベルの語学力が必要だ。このためJICAでは、ボランティアの選考試験に合格した人に、実践的な語学学習の指導をしている。

派遣前には日本国内で70日間の訓練合宿を受ける。現地の活動で必要な知識やノウハウ、語学を短期集中して学ぶ。訓練所では英語のみならずフランス語、ドイツ語、スペイン語なども指導しているが、英語を学ぶ学習者は多く、全体の4割を超える。

英語の学習時間は、70日間で約200時間。これは、中学の3年間で習う英語学習時間の2年分にも相当するという。授業以外の日常生活でも合宿所では現地の言語で話すようにしているほど徹底している。

訓練生の英語力は帰国子女のようなネイティブレベルから英検3級程度まで様々なので、レベル分けをした上で、1クラス最大5人のグループ制を採用している。英文を見れば簡単と思える表現も、実践だと言葉に出せない訓練生もいる。

それは、日常で英語を話す経験が足りないからだが、訓練所では十分な会話の機会を与え、英語に関する知識を実際に使えるようになるまで指導しているという。

70日間の訓練では、日常生活、専門の仕事、危機管理など必要な英語力を身につける。語学の習得が早い訓練生には、覚えた単語をすぐに使う傾向や声が大きいなどの特徴が見られるという。

訓練所では、集団学習の効果が高いと考えているようだ。練習相手に事欠かないのはもちろん、誰かが挫折しようになっても励まし合う。ビジネスマンの中には一人でこっそり勉強する人もいるようだが、居通の目的を持った人と一緒に切磋琢磨するのもいいだろう。

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