2.TEDプレゼンから学ぶ実践方法

TEDプレゼンから学ぶ実践方法

TEDのスピーチ全体に共通しているところは、自然な会話のような語り口で誠実に話すスタイルだ。その話し方の速度や間合いは、」英語を習得するためのリアルな動画教材になる。

例えば、科学者や弁護士、経済学者、教育者のプレゼンは、自分自身の失敗談などを、専門用語をほとんど使わず、日常会話だけで語っている。難しい単語が知性を表わすだけではないことを証明している。シンプルに表現して聞き手に理解してもら

うことが大切なのだ。

シンプルな表現を使うことは、たとえネイティブ同士の会話であっても大切なことだ。なぜなら、聞き手にわかりやすければ心理的な壁がなくなり、相手を話しい引きこめるかもしれないからだ。

英語に限った話ではないかもしれないが、人に何かを伝えるためには、なるべく専門用語を使わず、イメージを共有できる単語を選ぶことが大切なのだ。

ジャスチャーやボディランゲージなど話の速度や声の大きさを上手に調整することで、強調したいことを印象的に伝えるテクニックもある。話が佳境に入ったところでスピードを上げ臨場感を演出し、落ち着いた場面では声を落とすというテクニックが使われていて、とても参考になる。

英語のなまりがあっても、話し手が熱意を込めてストーリーを話すプレゼンはとても魅力的でパワフルだ。これはTED以外にも2020年東京オリンピック招致のプレゼンにも言えることができる。

彼らのプレゼンが聞き手の心をつかんだのは、必ずしも英語が上手だったからではない。情熱を伝えようとしたその姿勢に心を打たれたのだ。英語力を問わず、誰でも英語で伝えることはできる。優れたプレゼンから学ぶことができるのだ。

TEDに登場するのは相当高いレベルのスピーカーで、多くはその分野の専門家だ。彼らのスピーチを聞いてシンプルに伝える方法や自然なジェスチャーを学んでほしい。

実は、TEDに登場する誰もが大切にしているのが繰り返し行う練習だ。まるで友人に話すような語り口だが、実は100回以上もスピーチの練習をしている。練習をすればするほど自信が生まれ、英語の会話も自然になることも覚えておこう。

最後に、大切なことは流暢さではなく、伝わることだ。焦って速く話そうとせずに、スピードを落とし、語句をはっきり発音する。ぜひ心掛けてほしい。

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