大前提として「目的を持たない人は語学スキルが上がらない」

大前提として「目的を持たない人は語学スキルが上がらない」

日本人は中学・高校と英語をみっちり学ぶにもかかわらず、外国人とスムーズのコミュニケーションを取ることができるビジネスマンが少ない。2000年にAtlasマンツーマン英会話を創業し、同校の代表取締役社長を務めるピーター・ヨネナガは、そんな状況は創業当時となんら変わっていないと言う。

今昔も英語が苦手な日本人が多いのがなぜなのか。それはその人自身が英語を学ぶ目的をしっかり持っていないことが原因だと考えている。これまでにAtlasが語学習得のお手伝いをした日本人たちが、語学のスキルを急速に上達させることができた理由は、英語を使って活躍したい、というとても強い目的があったからと断言するが、何となく英語を話せるようになりたい、といった曖昧な動機で学習していては、絶対に上達できない。

TOEICのスコアを上げることだけに一生懸命になり、英語を身につける本当の目的が自分の中で明確になっていないと、ビジネスシーンで英語を使って相手に意志を伝え、ひいては相手を動かすことはできない。

自社の商品の良さを英語で伝えないなど、英語を使って仕事で何をしたいのかをはっきりさせるべきだ。目的が明確になっていれば、語学スキルの上達はおのずと早くなるものだからだ。

1つでも多くの英単語を覚えようと必死になる前に、英語を使って何をするのか。何をしたいのか、ということについて、改めて自分に問いかけてみるべきだ。

目的を強く意識したら、アウトプットのトレーニングに集中する。頭で考えるよりもつねに口に英語を出すというのがAtlasマンツーマン英会話の持論だ。

Atlasでは、日常生活でよく起こる状況を会員に英語で話してもらう、という方法を取り入れている。相手と話す時に感情移入することになり、英語が身につきやすく効果的だからだ。

この考え方をビジネスマンが実践できるトレーニング方法に落とし込んでみると、やることは簡単だ。レッスンはもちろん、社内の同僚や友達たちとマンツーマンで話題のニュースなどをテーマにして、英語でやり取りする機会を持つことだ。

自宅学習の方法はまだある。自分が英語で伝えたいことを日本語で書き、次に英訳し、最後に英語でスピーチしてみるのも効果がある。その様子を録画し、映像で見返すと相手に伝わる言い方かどうかがわかってくる。

ハリウッド映画や海外ドラマも参考にしてほしい。特に説得するシーンは相手を動かすための言い方やボディランゲージ、ジェスチャーが学べる。何度も繰り返して体で覚えること。

英語で相手に伝えるためには、口の周りの筋肉をほぐすことも重要だ。口を大きく動かさなくてもきれいに発音できる日本語と違い、英語は口を大きく動かすことが必要な言語だ。英語独特の口の使い方を上手に話すスキルがスムーズに身につきやすい。

これらの自宅学習は、直感でつまらないと思ったり、嫌であればやらないこと。人間は嫌なことや不快なことを忘れるようにできている。だから、英語を学ぶときも紹介した早口言葉やジョークにこだわることはない。

洋楽でも洋画でも海外ドラマでも何でもいい。好きだからと心から思えるコンテンツからフレーズを選んで、楽しみながら英語学習を続けることが重要なのだ。

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