1.挫折した経験がトラウマになって、英会話を始めることができません

元々は好きだった学校の英語の授業。もしくは、英会話スクールのグループレッスンを楽しく受けて勉強していたこともある。だけど、「ちょっと腕試しをしよう!」とTOEIC TESTを受けたら、予想外の低い点数にすっかり落ち込んでしまったり。

グループレッスンの時には、他の人に比べて少しは英語が分かる気でいたのに、街角で外国人に道を訊かれて、答えられないどころか、何を言われているのかも分からなかったり・・・。そういう経験をした方も多いハズ。

TOEIC TESTのスコアだって、趣味の範囲内で受けたんだから、悪い点数でもいいじゃないと自分に言い聞かせても、なかなか立ち直れない。これは一体、どうしてなのでしょう。

人間心理には、「自分が一番真剣にやっているものに対する評価が、非常に怖い」という本能が備わっているそうです。例えば、仕事の書類にはなかなか手をつけられないのに、趣味のサークルのことならどんどん進めていける人もいますよね。周りから見れば、「仕事にもその熱意で打ち込んでほしい」と言われるでしょうが、実は逆なんです。その人は実は仕事に真剣に打ち込んでいて、そこでズバリ判定や評価されると自分の真の評価が決まってしまいそうな気がするのが怖いからこそなかなか手を出せずにいる、という可能性があるのです。そういう人の場合、もし趣味のサークルの方を仕事にしていたら、今度はそれに対してやっぱり手を出せなくなるでしょうね。

大人になってからのマンツーマンレッスンでの英会話学習の良さは、合否や順位、他人の目などで厳しく評価されることなく、講師を独り占めできて自分のペースで受けられること。誰と比較させることなく、英会話を始められるのです。

ところが、中にはその英会話に情熱を注ぎ過ぎて、いつの間にかそれが自分の中で一番真剣に打ち込むべきもの、つまり本業になってしまっている人もいます。そうなると今度は、「もし今度のTOEICテストで730点を超えなかったら、自分はダメ人間ということになる」といった思いに駆られてしまいます。

TOEICにしてもTOEFLにしても英検にしても、もちろんその人の人間としての価値や能力を判定する試験ではありません。たかだか、「そのときの英語の知識と少しの運」をチェックするだけのものですから。そこで「これに失敗したら終わり」みたいに追い詰められた気分になっていたり、「失敗した…ああ、もう自分はおしまいだ」と落ち込んだりするのは、あまり意味がないこと。

お仕事としてではなく、楽しみとしてマンツーマンレッスンで英会話の取り組むチャンスを手にしているわけですから、「合否?点数?そんなのどうってことないよ」という気分でこれからも気軽に楽しくマンツーマンレッスンをしましょう。英語のプロになるわけではないわけですから、と言うとほとんどの人がすぐに立ち直れます。

TOEICの点数はあなたにとって最終試験ではない。占いページを見るくらいの気軽さで行きましょう!

心に余裕ができたとき、時間はあなたの手の中にやってくる!

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